水辺に育ち
水とともに
生きてきた真菰

育つ

真菰が育つ環境

真菰は、日本各地をはじめ、アジア地域でも広く自生・栽培されています。小川や沼地、湿地など、水のある場所に群生する植物です。イネ科に属し、成長すると高さは2メートルほどにもなりとても生命力が強いのが特徴です。水田のような泥地で育ち、その優れた水質浄化能力から、役目を終えた荒廃農地を再生するために真菰を植える取り組みも各地で行われています。

真菰を体に取り入れること

真菰の気になる特徴

真菰は、古くから人々の暮らしの中で体をととのえる植物として親しまれてきました。現代では、まだ研究途中の植物ではありますが、自然療法の分野では、日常に取り入れやすい特徴がいくつも語られています。

※ここで紹介する内容は、特定の効果を保証するものではなく、一般的に知られている情報や、私自身の体験をもとにしています。

ノンカフェインで、日常に取り入れやすい

真菰茶にはカフェインが含まれていないため、時間帯を選ばず、日常の中で取り入れやすいお茶です。妊娠中の方やお子さま、夜のリラックスタイムの一杯として選ばれることもあります。忙しい毎日の中で、「水代わりに」「食事と一緒に」無理なく続けやすい点も、真菰茶の特徴です。

真菰に含まれるとされる栄養素

真菰の葉には、次のような成分が含まれているとされています。

  • 食物繊維

  • ミネラル類

  • ケイ素(シリカ)

  • カルシウム、鉄

  • ビタミンB群・C・E

  • 葉緑素 など

これらは、普段の食事では不足しがちな栄養素も多く、飲み物として取り入れることで、日常の栄養バランスを意識するきっかけにもなります。

※栽培環境や加工方法により、含有成分には差が生じる場合があります。

葉酸・β-カロテンについて

資料によると、真菰には葉酸が比較的多く含まれ、ブロッコリーと比較して高い数値が示される例もあります。葉酸は、造血や赤血球の形成を助ける栄養素として知られています。また、β-カロテン(体内でビタミンAに変わる成分)も含まれ、粘膜や肌の健康維持に関わる栄養素として注目されています。

内側を意識するためのお茶として

真菰は、体内の不要なものを外へ出す「巡り」や「浄化」を意識する植物として語られることがあります。自然療法の考え方の中では、体内に溜まりがちな不要な物質や老廃物をやさしく外へ導くデトックス・排出のサポートとして取り入れられてきた背景があります。特に、日々の生活の中で知らず知らずのうちに溜まってしまうものを手放し、体の内側をすっきりと整えるためのひとつの選択肢として親しまれてきました。

※これらは民間療法や伝承、自然療法の考え方に基づくものであり、特定の効果を保証するものではありません。

私自身が感じたこと

私自身、真菰茶を日常的に飲む中で、「体の奥にすっと染み込むような感覚」を覚えました。即効性を期待するものではありませんが、「なんとなく調子がいいな」と思えるようになっています。毎日の中で無理なく続けることで、自分の体に目を向けるきっかけになる。そんな存在だと感じています。

マコモノハが大切にしていること

マコモノハでは、真菰を「特別なもの」ではなく、日々の暮らしに寄り添うお茶として届けたいと考えています。体を知り、自然のリズムに耳を傾ける。その小さなきっかけとして、真菰茶を手に取っていただけたら嬉しいです。

神が宿る植物といわれる真菰

真菰と神様の関係

神事

神が宿ると言われる植物

真菰は、古くから神事や祭礼の場で用いられてきた植物のひとつです。しめ縄や神具、敷物などに使われることもあり「清め」や「場をととのえる」存在として扱われてきました。
日本の伝承の中では、真菰は「神の依代(よりしろ)」─ 神が宿る草として語られることもあります。島根・出雲大社では、真菰を用いた神事が今も受け継がれており、毎年6月1日には、古式の神事「涼殿祭(すずみどのまつり/別名:真菰の神事)」が行われています。また、本殿のしめ縄をはじめ、祭具の素材としても用いられてきました。このような使われ方は、古代からの素材利用の習慣と結びつき、真菰が「神聖な植物」として大切に扱われてきた背景を今に伝えています。

真菰の力

実は真菰って、という話し

真菰には、植物としての特徴だけでなく、古い書や言い伝えの中に、その存在が記されています。それらは、現代の医学的な視点とは異なるものの、人が自然とともに生きてきた時間の中で大切に受け取られてきた感覚を伝えてくれます。

本草綱目に記される、
真菰のはたらき

中国の薬物書として知られる『本草綱目(ほんぞうこうもく)』には、真菰について「五臓を利す」
と記されています。五臓とは、肺・心臓・肝臓・脾臓・腎臓。すなわち、身体全体の内側の働きを指します。また、同書の中では、体内の毒素や老廃物を外へ出す「毒を消す」=デトックスのはたらきがあるとも伝えられています。これらは、真菰が部分ではなく、巡りや全体のバランスを意識する植物として捉えられてきたことを示しています。

お釈迦様と真菰の逸話

真菰の最も古い逸話のひとつとして、釈迦(お釈迦様)が真菰の葉でムシロ(敷物)を編み、その上に病人を寝かせて治療したという伝説が残されています。真菰は、人が身を預ける「場」としても大切に扱われてきた植物でした。

真菰に魅了される理由

真菰に関わる人たちを見ていると、不思議と、深く魅了されている方が多いように感じます。知れば知るほど、もっと知りたくなる。人生の大半の時間を使っても惜しくない。そんな変化を経験している人が、少なくありません。

私自身も、その一人かもしれません。

自然を感じることと、
本質に触れること

真菰を生活に取り入れるほど、物事の本質を感じやすくなる。そんな感覚があります。宇宙とつながる、というと少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、宇宙を大きく捉えれば、それは自然そのもの。日差しを浴びて、暖かいなと感じること。冬に頬にあたる風を感じて、今日は寒いなと思うこと。そうした日常の中で自然を感じる心と、大きな流れを感じる心は、きっと同じところにあるのだと思います。

私たちは、季節という時間と、自分の人生の時間を重ねながら生きています。それは意識しなければ見えにくいけれど、とても大切な感覚です。真菰を通して、そのことを知ってしまうと──生きることの本質に触れてしまうと──もう元には戻れないのではないか。そんな想像を、私はせずにはいられません。

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