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【腸活の基礎】腸の仕組みを完全解説|腸内フローラ・免疫・メンタルの関係

腸が整えば、全身が整う
腸の4つの働きと腸内フローラの仕組み


知っていますか?腸の本当の役割

みなさん、「腸活」には取り組まれていますか?
では、腸はどんなことをしてくれているのかご存知でしょうか。
腸は単に便を作る器官だと思っている人も多いかもしれません。
でも実は、私たちの体の中で、かなり重要な働きをしてくれています。
栄養を吸収したり、病気を防いだり、メンタルにも関わったりと、実に様々な役割を持っています。
今の不調はもしかすると腸に原因があるかもしれません。
まずは、腸の仕組みと働きを知って、自分の体で何が起こっているのか、わかりやすく解説していきます。
腸のことを知ることは、自分の体のことを知るきっかけになりますのでぜひ読んでみてください。

腸の仕組みを図解で理解
小腸と大腸が担う2つの役割

食べたものが通っていく長い通路の途中にある器官、それが腸です。
腸活という視点から、今回は、大きく分けて「小腸」と「大腸」の2つについてお伝えします。

栄養吸収の働き、小腸について

小腸は、胃の下から始まります。
成人の小腸の長さは、約6~7メートル
胃で一度分解された食べ物は、この長い小腸でさらに細かく分解されます。
タンパク質、脂肪、炭水化物などの栄養が、小腸の壁から吸収され、血液に乗って体全体に運ばれていきます。
毎日、私たちが食べたものから必要な栄養を取り出し体中に届けるのは、小腸の仕事なのです。

水分吸収と排便の役割、大腸について


小腸を通った後、栄養を取られた後の残りと水分が大腸に送られます。
その中には小腸で消化できない食物繊維と、吸収されなかったタンパク質の一部も一緒に大腸へ向かいます。
大腸の主な役割は、水分を吸収することです。
ここで水分が吸収されることで、便が形成されます。
そして大腸には、多くの腸内細菌が住んでいて、私たちの体の健康に大きく関わっています。
また、大腸はぜん動運動という波のような動きをして、便を肛門へと送り出していきます。
(注:腸には他にも十二指腸や盲腸といった部位がありますが、この記事では、栄養吸収と排便に関わる小腸と大腸に焦点を当てています。)

腸の4つの重要な働き
栄養吸収・免疫・腸内環境・便作り

腸は大きく分けて4つの大事な仕事をしていて、どれも、生きていくために欠かせないものばかりです。

①栄養吸収
食べたものは、胃で一度分解されたあと、小腸でさらに細かく分解されていきます。
そして、その栄養が小腸の壁から吸収され、血液に乗って全身へと運ばれていく。
その流れが、毎食、毎日、繰り返されているのです。
でも、ここで大事なのは、「栄養が吸収される」ことだけではありません。
小腸がしっかり機能していることで、初めて栄養が効率よく体に取り込まれるということなんです。
もし小腸の機能が低下していたら? 栄養は吸収されにくくなり、疲労感肌荒れ、体の不調につながることもあります。
「何を食べるか」と同じくらい、「腸がちゃんと働いているか」が大事なのです。

②免疫
腸は栄養を吸収するだけではありません。
実は、腸は私たちの体の中でも重要な「免疫器官」なのです。
腸には、外から入ってきた病原体やウイルスを判別し、体に悪いものを排除する仕組みがあります。
さらに、腸内に住む細菌たちも、この免疫をサポートしています。
善玉菌が増えると、悪い菌が増殖するのを防ぎ、体全体の免疫力を高める手助けをしてくれるのです。

③腸内環境を守る
腸内には、およそ2万種類約500兆個以上の細菌が住んでいて、誰一人として同じではないのです。
善玉菌悪玉菌日和見菌。この3つのバランスが、腸の健康を大きく左右します。
善玉菌が優位だと、腸内は酸性に保たれて、悪玉菌が増えるのを防ぎます。
逆に、悪玉菌が増えると、腸内環境は悪化し、便秘や下痢、さらには様々な不調につながることもあります。
でも、腸内細菌の働きはそれだけではありません。 実は、腸内細菌は「セロトニン」という物質を作っています。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、気分の安定睡眠に関わる重要な物質です。
つまり、腸内の細菌のバランスは、脳へ影響し、あなたの心の状態にも影響しているということなのです。
これを「脳腸相関」と呼び、腸と脳には深い関係があるという、最近の研究で注目されています。
腸の調子が悪いと気分が沈む、ストレスを感じるとお腹が痛くなる。
そういった経験をしたことはありませんか?
それは、脳と腸が深く繋がっているからなんです。

④便を作る
体が発信する健康のサイン 最後に、腸のもう一つの大事な仕事が「便を作る」ことです。
「便」の漢字は「お便り」という意味があります。
一見、単なる「廃棄物」のように思えるかもしれませんが、実は便からは、あなたの体の状態をたくさん読み取ることができるのです。
便の色、固さ、出やすさ。これらは、腸内環境、栄養吸収の状態、そして全身の健康を示す重要なサインです。
毎日の便の様子を観察することで、自分の体が何を必要としているか、何が起こっているか、気づくことができるのです。

「腸活」とは、サプリメントや特定の食べ物を取り入れることだけではなく、こうした日々の小さな変化に気づき、自分の体と向き合うことからはじまります。

腸内フローラとは?
善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスの秘密

腸内細菌は腸活をする上で欠かせないポイントです。
腸の中に住んでいる細菌は、2万種類、約500兆個あり、それらがお花畑のように腸の壁に集まっています。
それを「腸内フローラ」(腸内細菌叢)と呼びます。フローラは「花畑」という意味。
つまり、腸内に無数の細菌が集団で生息している様子が、お花畑のように見えることから、こう呼ばれているんです。
なんと、その重さ、成人でだいたい1.5kg!目に見えない細菌も集まるとそれだけの重量になるんですね。
では、この腸内フローラは、どのようなバランスで成り立っているのでしょう?

善玉菌・悪玉菌・日和見菌
3つの菌の役割

腸内の細菌は、大きく3つのグループに分けられます。
善玉菌—体に良い影響をもたらす菌。ビフィズス菌や乳酸菌が代表的です。
腸内を酸性に保って悪玉菌の増殖を抑えたり、ビタミンを生成したり、免疫力を高めたりします。

悪玉菌—増えすぎると体に悪い影響をもたらす菌。
ウェルシュ菌などが代表的です。腸内で有害物質を産生し、腸内環境を悪化させます。

日和見菌—善玉菌にも悪玉菌にも分類されない菌です。
その名の通り、日和見菌は、善玉菌が優勢なら善玉菌の味方となり、悪玉菌が優勢なら悪玉菌の味方になってしまうのです。

理想的なバランスは2:1:7
なぜ善玉菌2割で十分なのか

腸内フローラの理想的なバランスは、善玉菌は全体の2割、悪玉菌は1割、日和見菌が7割を占めるのが理想的な状態です。
「善玉菌が2割」と聞くと、少なく感じるかもしれませんね。
でも、実は善玉菌はそれくらいの割合で十分なんです。
なぜなら、日和見菌が善玉菌の味方になることで、腸内全体が「善玉菌優位」の状態が保たれるからです。
大事なのは「善玉菌をいかに優勢な状態に保つか」ということ。
善玉菌と悪玉菌の縄張り争いの中で、いかに善玉菌が勝利を収めるか。
日和見菌を善玉菌の味方に付けられるか。
それがバランスの鍵です。 逆に、悪玉菌が2割以上を占めてしまうと、腸内環境は一気に悪化します。
日和見菌までもが悪玉菌の味方になってしまい、便秘や下痢、さらには様々な体の不調につながってしまいます。

善玉菌を育てる食物繊維

では、どうすれば善玉菌を優勢な状態に保つことができるのでしょう?
答えは、食物繊維です。 食物繊維は、人の消化酵素では消化できない成分です。
そのため、小腸では吸収されず、そのまま大腸に到達します。
そして、大腸に届いた食物繊維は、善玉菌のえさになり、短鎖脂肪酸という物質を生み出します。
この短鎖脂肪酸が、腸のバリア機能を強化し、腸内環境を整える重要な物質なのです。

腸の不調が全身に波及
便秘だけじゃない免疫・メンタルへの影響


腸が不調というのは、便秘や下痢だけ、だと思われがちですが、実は、腸が不調だと、体全体に様々な影響が出てきます。
その多くは、一見すると腸とは関係ないように思える症状ばかりなんです。

直接的な症状|便秘・下痢・お腹の張り

腸内フローラのバランスが崩れると、善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
その結果、有害物質が増えガスが溜まり、腸内環境のバランスが崩れていきます。
お腹が張ったり、
腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が鈍くなり便秘になったり、腸が過剰に反応して、下痢を起こしてしまいます。
便秘と下痢が交互に続いたり、肌荒れ・免疫力低下などにもつながります。

全身症状|疲労・肌荒れ・肩こり・頭痛の原因

疲労感
腸内環境が悪化すると、栄養がうまく吸収されなくなります。
本来体に運ばれるはずのエネルギーが失われるため、疲労感につながるんです。
肌荒れ、肩こり、頭痛
腸内環境が悪化すると腸内に有害物質が増え、それが血液に乗って全身を巡ります。
それらが体中に届けられてしまい、ニキビ、くすみ、肩こり、頭痛など症状の原因になる恐れがあります。

意外な影響|免疫低下・自律神経の乱れ

免疫が低下する
私たちの免疫細胞の約70%は腸の粘膜の一部や、その周辺のリンパ組織に存在しています。
腸内細菌が食物繊維を分解して生み出した短鎖脂肪酸が、免疫細胞を活発に動かしてくれます。
腸は体の免疫機能を取り仕切る司令塔なんですね。
また、腸内フローラは感染症に対する防御を強めるだけでなく、自己免疫や過剰なアレルギー反応を中心に「免疫のバランスの維持」にも力を発揮します。
腸内環境が悪いと、免疫システムが機能不全になり、風邪や感染症にかかりやすくなります。

自律神経の乱れとメンタルへの影響
腸内細菌が良いと自律神経・セロトニン環境が整うので、メンタルが安定しやすいのです。
最近、「脳腸相関」という言葉をよく聞くようになりました。
腸内細菌が生み出す物質が、自律神経やホルモン・免疫物質へ影響しあっていて、腸と脳は深い関わりがあるのです。
反対に、体が緊張していたり、ストレスを受けていたりすると、脳が反応して、自律神経の交感神経が優位になります。
すると腸の動きが変わり、腸内細菌が乱れて不調に繋がります。
「緊張するとお腹が痛くなる」そんな方は、脳からのシグナルを腸が受けている可能性が高いですね。

メンタルに影響する
セロトニンは、有名な「幸せホルモン」と言われる物質です。
実は、約90%は、腸で作られています。
腸内細菌はセロトニンの原料を代謝するなど、重要な役割も持っています。

・腸内環境が良い → セロトニンが作られやすい → 気分が安定する
・腸内環境が悪い → セロトニンが作られにくい → 気分の落ち込み、不安感、イライラが起こりやすくなる。

学術的な文献では、うつ病や不安症においては、腸内の酪酸産生菌などの有益菌が減っている例が多く、腸内細菌のバランス改善で気分が穏やかになる・不安が軽減される例も報告されています。
腸内細菌が整うと、自律神経の安定、睡眠の質向上や、日中の集中力・気分の安定というループが生まれやすくなります。

花粉症対策に腸活が良いと言われる理由

花粉症は免疫の過剰反応です。
腸内には体の70%の免疫細胞があります。
腸内細菌が乱れるとアレルギー反応を高める免疫が優位になってしまい、花粉症の症状が現れると言われています。
腸内環境が整っていると、善玉菌が作る短鎖脂肪酸が、この免疫反応を抑えるブレーキになったり、発症リスクを抑えるなどといわれています。
また、腸内細菌の種類も多い方が良いといわれています。
腸内細菌の種類が多く、バランスが整うと免疫が”過敏”になりにくくなり、花粉症の症状が出にくい、または軽くなる、というメカニズム。
まだ研究段階のようですが、良い結果も報告されており、毎年、花粉症に悩んでいる方は腸活にじっくりと取り組まれてみるのも良いかもしれませんね。

腸活は毎日の小さな選択の積み重ね
自分にあった選択をするために

腸を知ることは、自分の体を知ることにつながります。
腸活で大事なのは「何を足すか」ではなく、「毎日何を続けるか」 そのためには、自分の体を知って何が足りていないのかを知る必要があります。
腸内細菌の数は2万種類!人それぞれに違いがあるということは、その組み合わせを考えると気絶してしまいそうですね。
一般的な情報は参考にしながら、自分の体はどうなんだろう、と試して観察して向き合うことで感じる変化。
便通が整う、疲労感が減る、肌が改善される、気分が安定する
毎日の小さな選択の積み重ねが、あなたの体を確実に変えていきます。

私は真菰茶を飲み始めてから自分の体から受ける感覚が敏感になってきたように感じています。
温かいお茶を飲みながら、自分の体と向き合う時間もまた心がほぐれていきます。
真菰茶には、腸活の助けになるビタミンが含まれていますので、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてください。

毎日、一歩ずつ腸を整えて、気持ちの良い日々を過ごしてください。
一緒に未来の元気な自分に向けて、頑張りましょう。

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